その暖かい笑顔を僕の手で守りたかった
闇の中で青く輝く月のように
海底から水面を見上げる銀砂のような光にも似た
誰もが安らげるその笑顔を
僕が守りたかった
けれど君は言ったね
僕ではない、と
それはもしもあの悲劇が起こらなければ
言わなかったのかも知れないね
もう守れない
だから言わせて
「その笑顔が好きだった」
夢涙
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